2008年07月03日
■奇跡の温泉10か条

物心ついて以来、さまざまな地方の温泉を訪ねたものだ。
東日本の鉄道地図を眺めながら、温泉マークをひとつずつ潰していった。
観光地の人気の温泉郷。ローカル線の一軒宿。
山里の鉱泉。そして辺境の湯治場。
・・・時代とともに、「温泉」も、おおきく変貌を遂げたが、
「温泉」が地域の人に親しまれていることは、今も昔も変わりない。
十勝地方にも、おおくの温泉があるが、
ふと、「すばらしい温泉」とは何だろうかと考えてみた。
「源泉掛け流し」とか、「秘湯」とか、うたい文句はどうでもよろしい。
幾つかの条件を思い浮かべて、
あそこはどうだ、ここはどうだと考えてみると、
何のことは無い。
アタリマエの姿の、本来の「温泉」が浮かび上がってきた。
しかし、いまどきの経済効率に背を向けて、
ひっそりと佇む、この条件をクリアできる物件は、
ほんのわずかで、数える程しかないのである。
という事は、何よりも、人々は本来あるべき姿よりも、
別の姿を求めていると言う事もできる。
それゆえに、といっては、まったく逆説的だが、
これらの条件に当てはまる「奇跡の温泉宿」は、
湯守さんの情熱だけで持ちこたえている、
絶滅危惧種ともいえる、大切な、大切な、宝物なのである。
【ないない尽くしの奇跡の温泉10か条】
①加水しない
②加温しない
③しかもヌルクない
④循環濾過しない
⑤消毒処理しない
⑥しかも不潔でない
⑦ポンプで汲み上げてない
⑧湧出量が少なくない
⑨しかも外気を損なうことはない
⑩そして携帯電話が使えない
2008年06月30日
■水無月祓(みなづきばらえ)

宝塚記念も終わり、
いよいよ夏がやって来るという気分だけれど、
暦の上では、すでに夏至も過ぎ、
日は陽から陰へ、僅かずつ傾いてゆく。
そんな六月の末は、「夏」と「秋」が空を行き交うということで、
夏を越す無病息災の「祓い」が各地の神社で執り行われる。
それがきょう、「水無月祓」(みなづきばらえ)。
「夏越祓」(なごしのはらえ)いともいい、
茅で造られた輪=茅輪(ちのわ)をくぐり、
夏の疫病を除去するお祓いをするのが、きょうなのである。
お菓子屋さんでは、この日にちなんで、
三角の氷を形にした外郎(ういろう)の上に、
小豆をあしらった「水無月」が店にならぶ。
賀茂の流れが合流するあたりを「河合」というが、
それを「逢い」にかけて、縁結びだとかいう神社も都には多いが、
その辺りを舞台に、約束をした男と、離れ離れとなって狂女となった女が、
神の引き合わせで、無事男と再会出来る、
ハッピーエンドのはなしが、謡曲の「水無月祓」。
・・・賀茂の河原に御祓して逢瀬をいざや祈らん。
夏と秋、行きかふ空の通い路は、かたへ涼しき風ぞ吹く、
御手洗川は濁るとも、澄みてます賀茂の宮、
誓い糺の神ならば、頼みをかけて憂き人に、
廻り逢ふべき小車の賀茂の河原に着きにけり。
その後、その狂女はどうなったのか気にはなるが、
まあ昔から、夏はいろいろ出逢いや、
出来事が起こるから、
病気をしないようにという事だろう。
いまさら京都へ行って、賀茂川の辺りをうろついても、
オヤジとなっては、ヘンに怪しまれるのがオチだから、
やはり夏は、競馬場へでも、行くしかないのかな・・・。
2008年06月27日
■「宝塚記念」の頃

(十勝の田園風景。「宝塚記念」の頃)
「春を迎える喜びは、貧乏であれば、ひとしお味わい深いような気がする。」
という古山高麗雄氏の競馬エッセイ「競馬場の春」の一節を、
季節の変わり目ごとに思い浮かべている・・・。
この春のG1も、あまりパッとしなかったけれど、
季節が変われば、またあらたな気持ちで、
「明日があるさ」という事になる。
そんなことを思っているうちに、夏競馬の季節となった。
はやくも来年のダービーを目指す若駒たちのニュースも伝わってくる。
天皇賞・ダービーと大きなヤマを越えた後の、
「宝塚記念」が、いまひとつ盛り上がりに欠けるのは、
潮が引いた、砂浜のところどころに、
取り残された貝殻探をしているような、
海辺の散歩に似ている。
「天皇賞」激走のメイショウサムソンは、
さらに上昇しているらしい事は、
ジョッキーのコメントからも伝わってくるが、
ここはしっかりと決めて、
春のG1を締めくくってもらいたい。
道悪の「金鯱賞」で、
三角後方から先団に取り付いたアドマイヤオーラは、
最後の一伸びが無かったが、今回はどうなのだろうか。
「宝塚記念」
ここは、サムソン対四歳の戦いだろうが、
ウオッカ、ダイワスカーレットに勝てない四歳牡馬は、
ほんとうに弱いのだろうか?
アドマイヤオーラを筆頭に、
アサクサキングス、アルナスライン、ロックドゥカンプの走りから、
秋のG1の勢力分布が見えてくる。
◎ 武豊 メイショウサムソン
○ 安勝 アドマイヤオーラ
▲ 和田 アルナスライン
△ 四位 アサクサキングス
△ 内田 エイシンデピュティ
【結果】
1着 内田 エイシンデピュティ
2着 武豊 メイショウサムソン
3着 佐藤哲 インティライミ
4着 福永 サクラメガワンダー
5着 四位 アサクサキングス
■やはり四歳牡馬は、弱かったのである・・・。
2008年06月27日
■グランピアン山脈を越えて

スペイサイドの町、ダフタウンで旅の仲間といったん別れて、
Ibarakiさんと共に、グランピアン山脈を越えていった。
山越えの細い国道は地形に沿って造られている。
ニッポンの道路をイメージしていると、
ガツンとカルチャーショックに襲われる。
大地に張り付くような道は、
あくまでも地形のままに上下し、左右にふれるので、
視界は妨げられ、結果、動物も犠牲となる。
道端のあちらこちらに、ウサギがはねられている。
気の毒に思っていると、やがて犠牲者は、
ウサギから羊へと変わってゆくのであった。
スコットランドの支配者は、
幾度かに及ぶ、エンクロージャー(囲い込み)で、
農民を追い遣り、広大な土地は、羊の牧場となった。
そこで、遠隔地で暮らす地主は、ジェントルマンとなり、
土地を追われ難民となり、都市部へ流入した農民は、
やがて新大陸を目指した。
牧畜によるテリトリー争いの宿命と植民地化。
その原点が風景の中に見えてくる。
大地は、徹底的に羊に食い尽くされ、荒涼とした風景となった。
それで、わずかに残された森を、ネイチャートレイルとか言って大切にし、
庭の芝生も、カーペットのように大切に扱う。
スコットランドの風景は環境破壊の姿そのものなのだ。
その結果、「道路」も「ゴルフ場」も、「ありのまま」という考えに至ったのであろう。
食い尽くすだけ、食い尽くす、生活基盤の習い性は、
常に新たなシステムや、場所を編み出さねばならない。
ここに、事物の数値化は浸透し、産業革命は起こり、
そしてこの西欧の「近代化」は、壊滅的な戦争に帰結しつつ、
加速度的に世界を駆け廻っていまに至る。
・・・木々が失われた大地は、一面の「ヒース」に覆われ、
やっと白樺の林が見えて、ほっとすると、
その木々の根元は、既にヒースに覆われているのであった。
そんな光景を眺めるたびに、
「アイアムヒースクリフ」
という「嵐が丘」の一節を思い出していた。

2008年06月26日
■ルッコラ

駐車場の隣で、農家のおじさんが採れたて野菜を販売していた。
ほうれんそう、小松菜などに混ざって、ルッコラとか、ハーブもある。
――うれしいなルッコラ。
さっそく買い求めて、すぐにサラダを作った。
ある程度、茎を取って、水洗いして水を切って、
オリーブオイルで和えて、岩塩とクロコショウをかけるだけ。
あとはパルミジャーノをふりかけて・・・、「旨い」。
――食卓は、これでイタリアにいるたようだ。
――うれしいな、ルッコラ。
新鮮で美味しいので、下手にドレッジングは、使わないほうがGOOD。
――とても、美味しかったです。
といって、きょうは籠ごと買おうとしたら、
10月まで販売する予定というので、
それでは、500グラム。
――おかげで、この夏は、ルッコラを使った料理に、いろいろチャレンジしようっと。

以下=フリー百科事典ウィキペディアより引用。
■ルッコラ(学名:Eruca vesicaria)は、
アブラナ科の地中海沿岸が原産の一年草。
和名はキバナスズシロ。別名ルーコラ。ハーブの一種である。
ゴマのような風味と多少の辛み・苦みがあり成長とともに苦みが強くなる。
ほれ薬の効果があると信じられ、ローマ帝国の時代から栽培されてきたものの、
大規模な生産は1990年代になるまで進んでいなかった。
栽培地としてはイタリア北西部のヴェネト州が有名。
イタリア名は、ruchettaもしくはrucola。英名はRocketもしくはArugula。 花言葉は競争。
2008年06月25日
■オヤジに一眼レフ

――バイヤー君へ、ブログには十勝の「緑」の写真を載せてください。
――はいはい。解りました。
といったけど、ロクな写真がないものだね。
いまどきは、バイヤーはモルトを注文するだけでなく、
写真も「採」らなくてはならないんだね。
なにしろ、コンパクトデジカメで、てきとうに写しているだけだから、
もっと、いいカメラを買いたいという気持ちは、あります。
しかしイザとなると、何を買っていいものやら、実にメンドクサイ。
何とか画素とか性能を誇るカタログを見ると、
シロウトには、ヘンに気になって、うっとうしいだけだよ。
軽くて、乱雑に扱えるものこそ、欲しいのだけど・・・。
やたら性能に詳しい人も多いけれど、ほとんど半可通だしね。
笑うかもしれないけれど、近眼と老眼が日々一進一退で進み、
写真を撮るといっても、遠近両用なんて、目が廻って用を為さない。
歳を重ねると、そういう二重苦を背負う事になるものだよ。
だから、映画にあった、座頭の市さんが、刀振り回すみたいに、
シャッターをバチバチ押すだけなんだ。
それで、偶然写っているものをトリミングしたりして、誤魔化している訳です。
写真について、素人ながら、経験で分かった事は、
自分で撮っていると勘違いしない事ぐらいだね。
撮っているのは、カメラなのだね。
もし、美しい風景が撮れたとしたら、
それは自然の「光」の恩恵なのだね。
猫に小判じゃないけど、オヤジに一眼レフ。
やっぱり、近いうちに買うだろうね・・・。

(東大雪・然別の新緑)
2008年06月24日
■夏至の頃

朝霧が流れてゆくと
牛たちが姿をあらわしました。
「おはようございます」
と牛にも声をかけたくなる牧場の朝です。
この時期、北海道は午前三時を過ぎると、夜明けの気配。
早起きをして仕事前に、早朝ゴルフとか、渓流釣りとか、
早朝ドライブで自然と対話ができます・・・。
とかいっても、早く目覚めたのはいいが、
まだ、昨日の酒が残っているんだよな。
なんて思っているうちに、
だらだらと普段の朝になってしまうのです・・・。
しかし昨夜のモルトは、とても好かったです。
「BALBLAIR1975」(輸入エイコーン)。
はじめは、ライトでドライでスパイシーでと普通の印象で、
こんなもんかとも思っていましたが、
時の経過と共に・・・、
霧が晴れるように、奥行きが浮き出てきます。
北ハイランドモルト独特の、
海へ繋がる特性が潜んでいたのです。
たまたま月曜日のCLUBは
ゲストも居りませんでしたので、
静かにモルトと向き合うことができました。
こういうモルトは、
あれこれ比べてああだこうだ言うのではなく、
始めから終わりまで、
一本勝負でなくてはなりません。
さらに言えば、・・・いや言いません。
ロッホネスから北のドーノック湾を望む
伝統のモルトウイスキー。
「バルブレア」
「クライヌリッシュ」
「ブローラ」
「グレンモーレンジ」
そして「プルトニー」
シングルモルトの奥行きを愉しんでください。

2008年06月23日
■釧路のY君

机の中を整理していたら、
むかし自分で作ったポスターやらチラシやらが出てきた。
映画の名作を自主上映したりしていたのだ。
なつかしい寺山修司作品連続上映会だ。
裏面には、作品解説と同時進行で、
その年の「ダービー」「有馬記念」の勝馬を掲載したのが自慢だった。
それ以前からの付き合いの、
映画と酒の友、釧路のY君は、
月に一度釧路から帯広へひょっこり現れ、
レンタルビデオ屋とかを巡廻して、
希少なソフトを見つけると、報告に来た。
そんなY君のおかげで、
わたしは、いくつもの埋もれた名作を見ることが出来た。
「あんたはエライ」そう言って、褒めると、
Y君は、店頭のワゴンセールで1本百円とかを見つけて、
「よし買った」と言って、クルマを廻し、
ワゴンのビデオ全部を積み込んで、得意になっていた。
やがてLDもビデオも消えて、DVDの時代となったが、
Y君は、いつしか朝から酔うようになっていた。
そして駅前で、「オヤジ狩」に遭い、サイフを取られたりした。
その時はじめて、そうか、われわれは、
「オヤジ」なんだと実感した。
Y君は、いよいよ酒浸りとなり、
仕事にも、迷惑を及ぼすようになったので、
さすがの友人も心配して最後通告をした。
「おまえは、友ダチを選ぶのか、酒を選ぶのか、どちらかひとつにしろ」
するとY君は言ったのである。
「おれか、おれは酒を選ぶな・・・」
その話を後で友人から聞いて、
わたしは思わずつぶやいた。
「あんたはエライ」
2008年06月21日
■おどろきました。

モルトがじわじわと値上がりしている事を知っていて、
お酒屋さんと共に、嘆いていたバイヤーですが、
自分が、まったくの世間知らずと言う事を、
改めて知りました。
2008年6月21日(土)
「にんにく」が無くなったので、
久しぶりにスーパーへ立ち寄ると、
片隅に半カケで売れ残りのようなものが、458円とあります。
驚いてというか、怯んで他の店へ行ったのです。
こちらも、1個498円。
・・・・・・
中国産3個98円
青森産1個198円
というのが自分のイメージだったので、
まるで、ウラシマタロウのような錯覚に襲われ、
自分が、まったくの世間知らずである事を、知りました。
世間は、恐るべき、
「ハイパーインフレ」に突入しているのですね。
・・・これが、グローバリゼーションの負の連鎖だ。
なんて今更いってもはじまりませんが、
こうして「富」は一点へ向かって、
世界中から、吸い込まれてゆく、
なんとも息苦しい世の中になってしまいました。
■だが、しかし、わたしたちは、
旨い酒を知っている。
だから、こういう時は、
しずかにグラスを傾けて「静けさに帰ろう」。
―――以下『タオ』老子 加島祥造訳より引用(本文44頁。)
第16章
静けさに帰る
虚(うつろ)とは
受け容れる能力を言うんだ。
目に見えない大いなる流れを
受け容れるには
虚で、
静かな心でいることだ。
静かで空虚な心には、
いままで映らなかったイメージが見えてくる。
萬物は
生まれ、育ち、活動するが
すべては元の根に帰ってゆく。
それは、静けさにもどることだ。
水の行く先は----海
草木の行く先は----大地
いずれも静かなところだ。
すべてのものは大いなる流に従って
定めのところに帰る。
(そして、おお、
再び甦るのを待つ。)
それを知ることが智慧であり
知らずに騒ぐことが悩みの種をつくる。
いずれはあの静けさに帰り
甦るのを待つのだと知ったら
心だって広くなるじゃないか。
心が広くなれば
悠々とした態度になるじゃないか。
そうなれば、時には
空を仰いで、
天と話す気になるじゃないか。
天と地をめぐって動く命の流を
静かに受け入れてごらん、
自分の身の上でくよくよするなんて
ちょっと馬鹿らしくなるよ。

・・・共感・・・
2008年06月21日
■夏の特集「モルトオールドファッション」

おはようございます。
遠くの木々の梢で、カッコーが鳴いています。
夏は、さわやかな湖の風景など思い浮かべて、
おいしいモルトを味わってください。
RYU‘S CLUBでは、
ディステラリー創設の頃18世紀中葉から、いまに伝わる、
貴重なモルトウイスキーの世界へご案内いたします。
「オールドファッション」をいまに伝える、
シングルモルトのグラスを傾けながら、
遠い時代に、思いを寄せてみてください。
■モルトオールドファッション

■ LITTLEMILL=リトルミル 1750創業
最古の蒸留所と主張。
・・・モルトの最古参。その蒸留所の記録は、
ザ・グレンリベットが1824に公認される74年前にさかのぼる。
西ローランドの土地柄からも、
「ライトでマシュマロのようにソフト」という、
マイケル・ジャクソン氏のコメントを実感してみてください・・・。

■ ST MAGDALENE=セント・マグデラン1765創設-1983廃止。
エディンバラの西にリンリスゴー村はある。
村は、スコットランド女王メアリースチュアート生誕の地としても知られている。
バイヤーは二十歳代の頃、ヘンリーパーセルの音楽に親しんだ。
なかでも「メアリー女王のオード」の数々は傑作だ。
リンリスゴー村からの「聖なるウイスキー・セントマグデラン」も、
名残のモルトで、いつまで飲めるかわからない・・・。

■ GLENTURRET=グレンタレット1775創業
自称最古の蒸留所 オイリーでなめらか。
手元に、ボトルの写真は無いが、CLUBでは常備されている。
「花のような・・・」と形容される、いっけんポピュラーなライト感覚のモルトの、
背景に潜む、微妙な奥行きを辿れる方は、相当なモルトファンである。

■ BALBLAIR=バルブレア 1780創業
バランタイン原酒のひとつ。
はっきり言って、バルブレア所有の「インバーハウス」社のボトルは、
バイヤー泣かせで、
CLUBとしては、ハズシまくった過去がある。
目指す方向性が違うのかもしれない。
ゆえに、「バルブレア」もあえて、高価なボトラーズモノをセレクトいたしました。

■ GLEN GARIOCH=グレンギリー 1785創業
東ハイランド最古の蒸留所。
ヘラジカのラベルでおなじみの「グレンギリー」も、
けっこう大衆路線を行っているのでしょうが、
ここは「ダンカンテーラー」のRARE AULDシリーズで、
失われたスモーキーフレーバーの「オールドファッション」を見出せるかどうか・・・。

■ BLAIR ATHOL=ブレアソール 1789創業
ベルの原酒。
ここも、シグナトリーのCASK STRENGTHに期待したい。
さらに言えば、インデペンデントボトラーのボトルの、
ものさしとなるという意味だ。
2008年06月20日
■ベトナムでコーヒーを飲み比べる

ホーチミン市の中心街から西へ
タクシーで2・30分ほど行った
問屋街は庶民の町だ。
あても無く、何処かに好い店は無いだろうかと、
うろついているうちに
町の喧騒と暑さで疲れてしまった。

そのうち、路地の奥の中庭に、
喫茶店らしき場所を見つけた。
出来合いの日除けパラソルを
並べた庭は、お世辞にもオシャレとは言えなが、
南国のきつい陽射しを避けて、
緑に囲まれていると古ぼけた扇風機さえ
爽やかな緑の風のような気がして
まことに居心地がよい。

注文は [coffee with milk]
普通のミルクコーヒーを注文したつもりが、
出て来たモノは、
お湯の入ったガラスの器の中にコップを入れて、
その上にステンレスのドリップが乗った
見慣れない代物。
それと熱いポットのお茶。

一瞬。「エッ」と戸惑って、
ドリップの蓋を開けたり閉じたり、
どのようにして飲んで良いものやらと考えてしまった。
ドリップのコーヒーはのんびりと
したテンポでポタリポタリと落ちている。
ようやくドリップを除けて、コップを取り出してみると、
コップの底にはコンデンスミルク
がたっぷりと沈んでいる。

かき混ぜて飲んでみると、ドロッとした濃いコーヒーが
口の中に拡がった。
これが何とも言えず、「ウマイ」のです。
[too strong]だけれど、とにかく美味いのです。
それがベトナムコーヒーとの
初めての出会い。

熱い「お茶」が一緒に出てくる訳も
すぐに納得して、
「お茶」と「コーヒー」を交互に
味わいながら、
思いがけず、出会った
「ベトナムコーヒー」の
絶妙な味わいに
疲れも忘れて癒されていった。

ドンコイ通りに帰っても、
この「ベトナムコーヒー」の味が
忘れられず、カフェを見つけては
注文するのですが、
観光客の多いドンコイ通りの
「ベトナムコーヒー」の味は、
どこも、あのドロッとした
「感動の味」
とは別物なのです。

それで、次の日も、また次の日も
午後の疲れた時間になると、
あの「ベトナムコーヒー」
を飲むために、タクシーへ乗った。

ついでに申し上げますと、
ベトナムで美味しいのは
コーヒーだけではありません。
例えば道端の蒸したアサリも
大粒で美味。
メコン河の恵みを受けた食べ物は
どれもこれも、
ニッポンの人と国が失ってしまった、
「味」を思い出させてくれます。
2008年06月20日
■ベーグルの思い出

ブログで「スコーン」の話を読んだ友人が、
近所で「スコーン」を見つけて買ってきてくれた。
「これ、どうかね」
「うーん、イマイチね」
「中がモチモチじゃん。もっとサラッとしていないと・・・・」
なかなかむずかしいので、夏には、一緒に余市へゆこうと思う。


中がモチモチといえば、ベーグルを思い出した。
スコーンと逆だね。
いまでは、ニッポンでも浸透してきたが、
10年以上前は、あまり見かけなかった。
いろいろ混ぜ込んだアイテムも豊富だが、
あくまでもプレーンで勝負してもらいたい。
それで朝一番には、ホテルからタクシーでベーグル屋へ行ったものだ。
「Lox」プレーンなベーグルの間に、
スモークサーモンとクリームチーズ。
結構な値段したが、その食感がなんともいえないのです。
それで、帰りはサムソナイトの半分程「ベーグル」を詰め込んで、
持ち帰り、しばらくは冷凍で愉しんだ。
或る冬のNYで、同様にベーグルを買い込んで帰ろうとしたら笑われた。
それでも、意地になって買ってきたら、
コチコチに乾燥していて、
笑われた理由がやっと分った。
(下の写真は、乾燥してしまったベーグル)

2008年06月20日
■「RYU’S CLUB モルトグランプリ2008上期」
昨年の12月20日からこの6月20日までの上半期。
RYU‘S CLUBには、その時点での在庫106本に加えまして、
約100本の新着ボトルが登場いたしました。
ここで、この半年間、
CLUBで会員諸氏=正会員約50名の、
人気がもっとも高かった、
=ボトルあたりの消費速度が極めて素早かった、
好感度ボトルを発表いたします。
題しまして、
『RYU’S CLUB THE BEST MALT WHISKY 2008』

★「グランプリ」
「BRORA 1981 AGED 25 YEARS」 SIGNATORY CASK STRENGTH COLLECTION

★「準グランプリ」
「THE GLENLIVET ARCHIVE 21」

★「たいへんよくできました賞」
「LHイラ・インスラ」1993=リカーズハセガワのオリジナルボトル。
(14年のラガヴーリン)
以上。
RYU‘S CLUBには、その時点での在庫106本に加えまして、
約100本の新着ボトルが登場いたしました。
ここで、この半年間、
CLUBで会員諸氏=正会員約50名の、
人気がもっとも高かった、
=ボトルあたりの消費速度が極めて素早かった、
好感度ボトルを発表いたします。
題しまして、
『RYU’S CLUB THE BEST MALT WHISKY 2008』

★「グランプリ」
「BRORA 1981 AGED 25 YEARS」 SIGNATORY CASK STRENGTH COLLECTION

★「準グランプリ」
「THE GLENLIVET ARCHIVE 21」

★「たいへんよくできました賞」
「LHイラ・インスラ」1993=リカーズハセガワのオリジナルボトル。
(14年のラガヴーリン)
以上。
2008年06月20日
■廻り合わせがわるいせいか

■廻り合わせがわるいせいか、
むかしCLUBで、まったく人気のないモルトがあった。
御大層なクリスタルボトルにおさまった「S×××N」は、
棚の上段に収まって、なんなのだこれは・・・と囁かれながら10年間。
嗜好の異なる人々も、こればかりは見解が一致するという、
致命的な特性を背負い、「何かの間違いではないか」、
と無言のうちに遠ざけられてきたのであった。
・・・そういう、廻り合わせのわるい範疇に入るボトルが幾つもあったな。
ところで、あまりお口に合う方の少なかった、
「ブナハーブン」が変身した。

「ブナハーブン14年ポートウッド」
バイヤーとしては、
過去のイメージを引きずりながら、味わうと・・・、
「あれ、たいへんよくできました。」
そういうことって、よくある話。
たまたま飲んだ、ボトルがイマイチでも、
蒸留所へゆけば、旨い樽はいくらでもあるものです。
だから、決め付けるわけにはゆかないのです。
廻り合わせがわるいだけなのです。
2008年06月20日
■Ncinoクルミのお酒

Nocino della Li quoreria
イタリアでは、梅酒つくりならぬ、ノチーノ造りの季節かな。
バイヤーが「ノチーノ」ありますかとお酒屋さんに聞きましたら、
お酒屋さんが、「ノチーノ」を取り寄せて、
プレゼントしてくれました。
ありがとうございます。
と言う事で、CLUBの皆さんで、
ノチーノを知らない方、また味わいたい方は、
お申し出ください。
この機会に、味わうといいでしょう。
Free.
Gratis.
2008年06月11日
■「モルトオールドファッション」

RYU‘S CLUB
この夏の特集は、
「モルトオールドファッション」
錬金術の伝承から、ながい試行錯誤の時を経て、
こんにちに伝わる、モルトウイスキー蒸留所の創設期の18世紀後半。
ヨーロッパは、マリアテレジアの全盛時代。
天才モーツァルト(1756-1792)やゲーテ(1749-1832)が生きた時代でもある。
1770年から起こる「産業革命」は、
1776年「イルミナティ」の設立。同年の「アメリカ独立宣言」。
1789年の「フランス革命」と連鎖して、
ヨーロッパは近代へむかって激動の時を迎える。
元禄時代を経たわがニッポンも、
応挙・若冲・歌麿・北斎など江戸文化の爛熟期を迎えつつも、
いっぽうで、維新への胎動がはじまる・・・。
「オールドファッション」をいまに伝える、
シングルモルトウイスキーをセレクトして、
モルトグラスを傾けながら、
ふと、そんな時代背景を、思い起こしてみたい。

【モルトオールドファッション/ボトルラインナップ】
★ボトル入荷次第随時ご案内申し上げます。
■ LITTLEMILL=リトルミル
1750創業 最古の蒸留所と主張。
■ ST MAGDALENE=セント・マグデラン
1765-1983 女王メアリースチュアート生誕の地、リンリスゴー村から聖なるウイスキー。
■ GLENTURRET=グレンタレット
1775創業 自称最古の蒸留所 オイリーでなめらか。
■ BALBLAIR=バルブレア
1780創業 バランタイン原酒のひとつ。
■ GLEN GARIOCH=グレンギリー
1785創業 東ハイランド最古の蒸留所。
■ BLAIR ATHOL=ブレアソール
1789創業 ベルの原酒。

(ゴーダ城にて)
2008年06月10日
■十勝の山々

(雌阿寒岳晩夏)
■美しい大平原をとりかこむように、
十勝には多くの山河があります。
百名山で人気の山。
人々を拒絶する孤高の峰。
名も知れずひっそりと佇む集落の裏山。
・・・・・・・。
どれもが、かけがえのない、ふるさとの自然です。
考え方や好みは違っていても、わたし達は同じ風景を持っています。
・・・この十勝地方には、いったい幾つの山があるのだろうか。
ちょっと興味を持って、改めて地図を眺めた事があります。
そうしてメモしたのが、下記の表です。
■山々は分水嶺をなし地域の境界をなす事も多く、
行政区分では、別の土地に帰属する場合もありまが、
風景の中におさまり、わが心の山河でもあるのです。
いま一度、身の回りの風景を見つめなおして見たいものです。
十勝の山々 標高 三角点 地図
1 トムラウシ山 2,141 △ 旭岳 A-1
2 十勝岳 2,077 十勝岳 B-1
3 美瑛岳 2,052 △ 十勝岳 B-1
4 幌尻岳 2,052 △ 幌尻岳 F-1
5 オプタテシケ山 2,012 △ 十勝川上流 B-2
6 ニペソツ山 2,012 △ 糠平 B-3
7 カムイエクウチカウシ山 1,979 △ 札内川上流 G-2
8 1967峰 1,967 幌尻岳 F-1
9 石狩岳 1,966 石狩岳 A-2
10 戸蔦別岳 1,959 幌尻岳 F-1
11 化雲岳 1,954 △ 旭岳 A-1
12 音更山 1,932 △ 石狩岳 A-2
13 上ホロカメットク山 1,920 十勝岳 B-1
14 ピパロイ岳 1,916 △ 幌尻岳 F-1
15 北戸蔦別岳 1,912 幌尻岳 F-1
16 エサオマントッタベツ岳 1,902 札内岳 F-2
17 札内岳 1,895 △ 札内岳 F-2
18 美瑛富士 1,888 十勝岳 B-1
19 五色岳 1,868 △ 旭岳 A-1
20 ベベツ岳 1,860 十勝岳 B-1
21 十勝幌尻岳 1,846 △ 札内岳 F-2
22 1839峰 1,842 △ 札内川上流 G-2
23 境山 1,837 △ 十勝岳 B-1
24 ウペペサンケ山 1,836 糠平 B-3
25 糠平富士 1,834 △ 糠平 B-3
26 1823峰 1,826 △ 札内川上流 G-2
27 ヌカビラ岳 1,807 △ 幌尻岳 F-1
28 ヤオロマップ岳 1,794 △ 札内川上流 G-2
29 伏美岳 1,792 札内岳 F-2
30 神威岳 1,756 △ 札内岳 F-2
31 芽室岳 1,753 △ 御影 E-2
32 イドンナップ岳 1,752 △ イドンナップ
33 黄金ヶ原 1,749 旭岳 A-1
34 ユニ石狩岳 1,745 石狩岳 A-2
35 ルベシベ山 1,740 △ 幌尻岳 F-1
36 ペテガリ岳 1,736 △ 神威岳 H-2
37 妙敷山 1,731 △ 札内岳 F-2
38 ルベツネ山 1,723 △ 札内川上流 G-2
39 コイカクシュサツナイ岳 1,719 △ 札内川上流 G-2
40 丸山 1,691 △ 糠平 B-3
41 コスマヌプリ 1,668 十勝川上流 B-2
42 下ホロカメットク山 1,668 △ 十勝岳 B-1
43 東丸山 1,666 △ 糠平 B-3
44 前トムラウシ山 1,649 旭岳 A-1
45 西クマネシリ岳 1,635 石狩岳 A-2
46 ピリカヌプリ 1,631 △ 神威岳 H-2
47 ソエマツ岳 1,625 △ 神威岳 H-2
48 ピリペツ岳 1,602 石狩岳 A-2
49 神威岳 1,600 △ 神威岳 H-2
50 ピラトコミ山 1,587 △ 札内川上流 G-2
51 クマネシリ岳 1,585 △ 常元 A-3
52 南クマネシリ岳 1,560 △ 糠平 B-3
53 三国山 1,541 △ 石狩岳 A-2
54 ペケレベツ岳 1,532 △ 御影 E-2
55 中ノ岳 1,519 神威岳 H-2
56 ツリガネ山 1,507 旭岳 A-1
57 沼ノ原山 1,506 △ 旭岳 A-1
58 雌阿寒岳 1,499 阿寒湖 B-7
59 岩内岳 1,497 △ 札内川上流 G-2
60 トヨニ岳 1,493 上豊似 H-3
61 阿寒富士 1,476 △ 阿寒湖 B-7
62 日高トムラウシ山 1,476 △ 札内岳 F-2
63 楽古岳 1,472 △ 楽古岳 I-3
64 日高十勝岳 1,457 △ 楽古岳 I-3
65 石山 1,439 △ 糠平 B-3
66 沙流岳 1,422 △ 千栄 E-1
67 遠望山 1,420 然別湖 C-3
68 久山岳 1,411 △ 御影 E-2
69 ポンヤオロマップ岳 1,405 △ 札内川上流 G-2
70 北ペトウトル山 1,400 △ 然別湖 C-3
71 オムシャヌプリ 1,379 楽古岳 I-3
72 上然別山 1,370 △ 糠平 B-3
73 野塚岳 1,353 △ 楽古岳 I-3
74 下勝北山 1,352
75 南ペトウトル山 1,348 △ 然別湖 C-3
76 剣ヶ峰 1,336 阿寒湖 B-7
77 ポントムラ山 1,335 △ 十勝川上流 B-2
78 ナイタイ山 1,332 △ 然別湖 C-3
79 六ツ沼山 1,314 △ 旭岳 A-1
80 喜登牛山 1,312 △ 芽登温泉 B-4
81 ピシカチナイ山 1,307 △ 佐幌岳 C-2
82 屏風山 1,286 糠平 B-3
83 温泉山 1,280 △ 糠平 B-3
84 然別山 1,263 △ 然別湖 C-3
85 電源開発山? 1,257 △ 然別湖 C-3
86 北稜岳 1,254 △ 陸別 B-5
87 東ヌプカウシヌプリ 1,252 △ 然別湖 C-3
88 ポントムラウシ山 1,247 △ 十勝川上流 B-2
89 広尾岳 1,231 楽古岳 I-3
90 東三国山 1,230 △ 常元 A-3
91 フップシ岳 1,225 △ 阿寒湖 B-7
92 糠平湖山? 1,219 △ 糠平 B-3
93 西ヌプカウシヌプリ 1,212 然別湖 C-3
94 三股山 1,212 △ 十勝川上流 B-2
95 剣山 1,205 △ 御影 E-2
96 白雲山 1,187 然別湖 C-3
97 ニセイ山 1,180 △ 十勝川上流 B-2
98 熊見山 1,175 御影 E-2
99 天望山 1,173 △ 然別湖 C-3
100 ホロカ山 1,165 △ 糠平 B-3
101 二股山 1,155 △ 十勝川上流 B-2
102 トノカリシベツ山 1,151 △ 十勝川上流 B-2
103 豊似岳 1,105 △ えりも J-2
104 オダッシュ山 1,097 △ 新得 D-2
105 下然別山 1,093 △ 糠平 B-3
106 帯広岳 1,089 △ 札内岳 F-2
107 岩石山 1,070 上士幌 C-4
108 佐幌岳 1,059 △ 佐幌岳 C-2
109 ピセナイ山 1,027 △
110 ニコロ山 1,019 △ 十勝川上流 B-2
111 チカベツ山 1,010 十勝川上流 B-2
112 勢多山 996 △ 然別湖 C-3
113 狩勝山 985 △ 落合 D-1
114 天宝山 918 △ 糠平 B-3
115 イユダニヌプリ山 898 △ 上足寄 B-6
116 オキシマップ 895 えりも J-2
117 女夫山 859 上士幌 C-4
118 小坂山 827 △ 芽登温泉 B-4
119 ペンケ山 796 △ 佐幌岳 C-2
120 ウコタキヌプリ 745 △ ウコタキヌプリ C-6
121 横山中岳 724 △
122 芽登丸山 660 芽登温泉 B-4
123 藻岩山 635 △ 上士幌 C-4
124 川流布山 634 △ 本別 D-5
125 陸別丸山 576 陸別 B-5
126 パンケ山 540 △ 佐幌岳 C-2
127 安村山 522 △ 上士幌 C-4
128 植坂山 475 上士幌 C-4
129 新得山 455 △ 新得 D-2
130 幌安山 447 △ 上士幌 C-4
131 宮島山 413 △ 上士幌 C-4
132 作太郎山 382 陸別 B-5
133 カムイロキ山 370 △ 足寄太 C-5
134 チョマナイ山 300 △ 忠類 G-4
135 佐倉山 295 △ 高島 D-4
136 義経山 294 本別 D-5
137 カンカン山 214 △ 浦幌 F-5
138 フンベ山 170 △ 十勝池田 E-4

(我が愛するオプタテシケ山)
2008年06月09日
■十勝岳温泉にて

皆さんこんにちは。お元気ですか。
きょうの十勝地方は、気温29度。
急に真夏の陽気となりました。
北海道の短い夏をどう楽しもうか。
今年の夏は何処へゆこうか・・・、
あそこにも行きたい、ここも行きたい。
と、あれこれ考えるわけです。
「旅」の大切な要素のひとつは「温泉」。
何処がどうだ。あそこはこうだ。とか言いませんが、
やはり、シングルモルトファンとしては、
ノンチル・ノンフィルのカスクのような「温泉」こそ、
憧れの基準となるのです。
いまでは一様に立派な施設がたくさんありますが、
「おんせんオタク」歴30年の、中高年に言わせれば、
幾つかのチェックポイントをクリア出来る場所は限られます。
シングルモルトに親しむと、知らないうちに、
「水」の鮮度や特性も嗅ぎ分ける様になってしまいます。
・・・いいような、わるいような。
ここは、標高1280m、上富良野の十勝岳温泉。
露天風呂に浸かりながら、目の前の十勝岳連峰を眺めていたら、
峰峰は夕立に煙り、あっという間に、
沢の水が露天風呂へ流れ込んできました。
温泉が水浸しになるなんて、なんだかとても愉快。
とおもっていましたが、やはり山の上ですから、温泉の水割りは寒いのです。

窓の向うは、沢を挟んで、ドーンと上ホロカメットクの山塊が迫ります。
四季折々の十勝岳連峰の風景も、そのときの天候次第の、美しいお楽しみですが、
ここのもうひとつの楽しみは、上富良野町の向うに沈む、夕焼け空の美しさです。

(十勝岳温泉「凌雲閣」さんでもらったテレカ)
2008年06月07日
■ジャガイモの花の咲く頃

十勝地方では、春を待つ3月から、新緑の5月頃にかけて、
ジャガイモのおいしい季節です。
秋に収穫したジャガイモが、冬を越してデンプンが糖質に変化して熟成する。
この「完熟じゃが」を毎晩素材に取り入れて、「おいしい食卓」となるのです。
そうして季節は移り、新緑の頃となりますと、やがてあたりいちめんに、
ジャガイモの花の咲く頃となります。・・・6月の下旬~7月中頃かな。
もし都会から、北海道を訪ねるとしたら、
本州が梅雨空に覆われるこの頃がBESTでしょう。
あたりいちめんのジャガイモの白い花や、薄紫の花を、見かけるはずです。
■ジャガイモも用途に応じていろいろな種類と特徴があるようですが、
ついでに思いつくままに・・・
◎ メークイン
○ ダンシャク
▲ ホッカイコガネ
△ キタアカリ
△ レッドムーン
インカノメザメ
トヨシロ
スタールビー
ノーリンイチゴウ
ノーザンルビー
シャドウクイーン
ベニアカリ
マチルダ
スノーマーチ
やはり、ここは◎メークインを軸に・・・。
あれ、いつの間にか勘違いしていた。
そういう訳で、・・・世の中は、なんだか訳の分からない、
遺伝子組み換え等の食材が知らないうちに紛れ込むやも知れません。
ですから、「インカ」の流れをくむ、
出自の明確な、ジャガイモの名も知っておいたほうがいいようですね。
2008年06月07日
■余市シングルカスク

CLUBのバイヤー。モルトグラス君が切らさないように、
ずっと手配していた、余市蒸溜所原酒直売所限定
「シングルカスク12年」が終売となり、
あらたに「シングルモルト余市12年」が、この6月18日から発売という事です。
ラインナップは、
「シェリー&スイート」「ウッディ&バニリック」「ピーティー&ソルティー」
の3種類。55度。
此れまでと、どのように変わるのか、変わらないのか、
興味あるところですので、さっそく買いにゆきます。
・・・といっても、夏のお盆明けとなりますが。
・・・じつは、ここで、告白いたしますが、
バイヤーとしては、余市のニッカ蒸留所へ行く最大の楽しみは、
「リタハウス」で、お茶をしながらここの「スコーン」を食べたいからなのです。
過去幾たびか何気なく、ここで風に吹かれながら、「スコーン」をいただきました。
別にどうと言う事のない、単なる「スコーン」なのですが、
いまどきでは、他ではなかなか味わえない素朴な風味なので、
ときが経つほどに、ここの「スコーン」を思い出すのでした。
ですから、自分的には、「スコーン」といえば「余市のニッカ」なのです。
じつにマイナーなことで、どうでもいいようなことなのですが、
じつはこういうことが一番うれしくも、貴重な事なのです。
・・・。
■CLUBの棚の「余市シングルカスク」シリーズも
これが最後と言う事になります。
早く飲んでしまいましょう。








