2008年09月05日
■九月になれば=「モーレンジの黄金果汁」

セラー13とトラデショナルが
CLUBでは
定番のグレンモーレンジ。
おもえば、当初から、
さまざまなボトルが、
入れ替わり、立ち代わり、
留まる事を知らない・・・。
その、モーレンジの
定番ラインナップに、
昨年から登場した、
「ネクター・ドール」が、
遅ればせながら、
CLUBの棚にデビューした。
ポテトチップじゃあるまいし、
何味、何味というのを、
かたくなに軽蔑し続けた、
硬派のバイヤーです。
いかにも
「不二家ネクター」を思い起こす、
そのイメージを回避するのは
道理なのです。
しかし、歳を得て、
「ガツン」と痺れるカスクばかりでは、
身が持たん。と、
ここへ来て、最近トミニ思うのです。
そこで、この秋は、
「甘口」に転向いたします。
グレンモーレンジ、「甘口」。
許しましょう。
トロリ甘口なモルト。
許しましょう。
皆様も、
貴腐ワイン=ソーテルヌ樽で仕上げた、
「ネクター・ドール」=黄金果汁を、
訳ありな人とご一緒に味わって、
甘いひとときを勝手にお過ごしください。
・・・・・・・・・・・・・。

2008年09月05日
■九月になれば=「ゴマちゃんグミ」

娘を空港へ送っていって、
売店で、新得「共同学舎農場」のチーズを購入すると、
レジの脇に、「ゴマちゃんグミ」が。
娘が、「カワイイ・・・」
・・・とか、控えめにつぶやいたので、
つい、買ってしまったのでした。
「ゴマちゃんグミ」。
家に帰ると、
あっちゃー。
チャイナから来たゴマちゃんでないの。
着色料、赤色40号・黄色4号・青色1号、人工香料、ゲル化剤、ペクチン・・・。
うん、いろいろ、たっぷり入っているな。
なんて思って、
エンピツ立てに飾って、「観賞用」となった、「ゴマちゃんグミ」なのです。
・・・それでも、
ゴマちゃんグミの味は・・・。
どんななのだろうか。
とか気になるのも、バイヤーなのです。
それで、ボウモア18年を、おくちに含んで、ゴマちゃんグミをペロリ。
ボウモア。ゴマちゃん。ぺろり。ボウモア。ゴマちゃん。ぺろり。・・・。
という具合に、
なるほど、「ボウモアグミだ。」
・・・馬鹿ですねえ。
と、つくづく、自分でも思います。

■そうでした・・・、
九月になれば=「ゴマちゃんグミ」
ではなくて、
九月になれば=「ボウモア」と書こうとしていたのです。
「九月になれば」は、昔懐かしい、
ビリー・ヴォーン楽団のポピュラー音楽。
「BOWMORE18年」入荷しましたので、愉しんでください。

2008年09月04日
■九月になれば=「ブローラ」とともに

■RYU'S CLUB 2008「空瓶速度№1」の、
シグナトリー「BRORA」の首位の座がここへ来て怪しくなってきた。
その高価なボトルの、
さらなる高騰による影響もあるのだろうが、
むしろ名残を惜しむように、
分別ある会員が、ちびりちびりと、
大切に味わおうという雰囲気が、
ボトルのそこかしこからも漂い始めている。
たしかに、それもそうであろうが、
ここは、店頭から消えるまで、
しっかりと、「ブローラ」を買い続けようと気持ちをあらたにした次第です。
■その間隙を縫って、いつの間にか、
やはりシグナトリーの「LAPHROAIG」が人気急上昇なのである。
いわゆるラフロイグらしさを強調しないエレガントなところが、受けるところだが、
なによりも、コストパフォーマンスに優れているところが良い。

■そして、「空瓶速度№2」の、
「THE GLENLIVET ARCHIVE 21」も不動の人気を保っている。
まだ、このリベットを知らない会員も多いので、
この秋は、いっそう人気のアイテムとなりそうである。

■季節も変わることだし、たまには、「MACALLAN 17」でも飲んでください。
2008年09月03日
■九月になれば=「ハイランドパーク」

ハイランドパーク創立200年記念ボトルは、
CLUBの宝物ですから、開ける訳にはゆかないのです。
バランスの優れた「北の巨人」、ハイランドパークは、
コスト的にも気軽に愉しめる、定番ボトルです。
ですから、一年を通してコンスタントに消化されます。
それで、そろそろと思う頃、「切れました」という報告が、
バイヤーのもとに届けられる訳です。
シングルモルトの世界でも、
コロコロと変わるボトルのデザインと共に、
中味も微妙に変化して、
世界を覆う効率化の風潮を、
改めて感じさせられる昨今ですが、
嘆いたところで、始まりませんので、
一方で、カルト的なボトルの仕掛けも施す必要があるのです。
・・・・・・・・・
■今回のもうひとつの「ハイランドパーク」はブラッカダーの
『オールドマンホイ』=ハイランドパーク14年。
BLACKADDER LEGENDARYシリーズ。
オークニー島の、つまり「オーケディアン」の酒を謳っている訳です。
オークニー島の荒々しい北の海に突き出た、
ランドマークとしての奇岩。「オールドマンホイ」を名乗る以上は、
それなりの気概がボトルに込められているはずです。
・・・・・・・・

■そして、最近の話題のひとつ、
「デュワー・ラトレー」のカスクコレクション。
モリソンボウモア社を経営していた、あのモリソンファミリーが、
女性マネージャー、スーザン・ウエブスターを迎えて、
「品質に磨きを掛けた」ボトルをリリース始めたという事です。
その、HIGHLAND PARK 1992 16年。
どんなもんでしょうか、是非チャレンジしてみてください。
・・・・・・・・・・
・・・こうしてバランスを取りながら、
CLUBの棚をコントロールしている訳です。
それでは、RYU'S CLUBでお会いしましょう・・・。

2008年09月02日
■九月になれば=「トミントール」

■マーレイマグディヴィッドのミッションで愉しみました、
トミントール1973=31年。
あれから半年を経て、
新着の「TOMINTOUL27年」が到着いたしました。
マイケル・ジャクソンの【ウイスキー・コンパニオン】には、
「デリケート、草のよう、香水のような、ライトなフレーバーの食前酒」
・・・などの言葉が並びます。
さて、CLUBの皆さんは、
どのような印象をもたれるでしょうか。
秋の夜の、はじめの1杯として、このライト感覚のモルトを愉しんでください。

■ダフタウンから、ベンリネス山の懐を、
クルマは、グランピアン山脈を越えてゆきます。
カーラジオから流れるBBCの音楽は
「THE SKY BOAT SONG」
あたりの風景にぴったりの曲です。

■澄んだ小川が、ヒースの丘を流れてゆきます。
まだ、このあたりでは、水の色も透明で、
あの泥炭のチョコ色はしていません。

■スペイサイドの最も上流部に位置して、
登山やトレッキングの基地となる、
トミントール村へは、
まだ幾つのも丘を越えてなくてはなりません。
2008年09月01日
■九月になれば=「アラン」

お待たせいたしました。
ただいまCLUBへモルトを運びました。
ダンボール2箱一杯。
あー、腰がいてて・・・。
■これから「秋の新着」を随時ご案内いたします。
今夜の一杯は、
Arran
「シェリー」と「バーボン」
ちょうど在庫が尽きたところでしたので、
グッドタイミングですね。
それでは、お楽しみください。
2008年08月27日
■「晩夏」と「タリスカー」

♪夏の日の幻 指先で弾けば
さらさらと砂の上に
くずれ堕ちて 日暮れ
♪紅の渚に 秋風のくちぶえ
ヒューヒューと躰の中 逆さに撫ぜる
♪風よ 起こさないで
眠りかけた 愛の記憶を
風よ うたわないで さむい名残り唄は
♪アデュー アデュー 夏よ
・・・・・・・・・・・・・・・
■この季節になると、ふと思い出す、
遠い記憶の、歌のせりふ。
これは、吉田旺作詞 杉本真人作曲の
『晩夏』の一節。 歌は、梶芽衣子。
うーん、いい歌だ。
・・・という訳で、夏の終わりに飲むシングルモルトは、
と聞かれたら、『タリスカー』を思い浮かべる。
強烈な個性を持つこのモルトも、
最近では、角が取れて、
「ヒューヒューと躰の中 逆さに撫ぜる」
そんなインパクトは薄れている・・・。
それでも、いまだ訪れた事のない、
スカイ島の短い夏の写真の光景を思い浮かべながら、
過ぎてゆく季節の余韻を、
フレーバーの中に感じることが出来る・・・。
タリスカーの、
口の中で爆発する「胡椒」のような特性は、
スカイ島のクーリンと呼ばれる溶岩流に起因するという事だ。
「TALISKER」とは、「Sloping Rock」=傾斜する岩の意。
さいはての海で、
波に洗われる岩礁。
そんな光景を見ると、
出会った頃の「タリスカー」を思い出すのだ。

■10年前のCLUBのタリスカー
2008年08月25日
■「シングルカスク」と「スナックモルト」

RYU‘S CLUB 08年秋の新着は、
まず、余市のシングルカスクから。
シングルモルト余市12年に変わって、
CLUBでは
久しぶりの復活です。
■シングルカスク5年 CASK №400862 64%
■シングルカスク10年 CASK №407743 61%
■シングルカスク15年 CASK №110961 63%

また、余市蒸留所にて好評の、
ウイスキー麦芽そのものを「おつまみ」とした
「スナックモルト」も買ってきました。
写真のとおり麦芽そのものの、あっさりとしたおつまみです。
話の種にはピッタリなのですが・・・。
もんだいは食べ方ですね。
どうぞ楽しんでください。

2008年07月06日
■Chichibu New Pot のサンプル

秩父の新しい蒸溜所が稼動しはじめた、「イチローズ・モルト」の
Chichibu New Pot で抽出された、樹液系サンプル 63.5%
を昨夜はKAWATA理事長がCLUBへ持参した。
さっそく、ありがたくサンプルを試させていただいた。
これがあたらしいポットスチルが生み出したスピリッツ・・・。
麦畑のパースペクティブがグラスの廻りに漂っていますね・・・。
テイストはあくまでも、まろやかで、まるく収まっている感じ・・・。
これから、時を重ねて、どのように熟成されてゆくのでしょうか。
ほんとうに楽しみですね。
――ついでに言えば、
先日(7/4)記した、80年代の【地ウイスキー】
「ゴールデンホース」「オールドハーレー」の
東亜酒造は2000年に民事再生法の適用を申請した。
熟成を続ける400樽のモルトは行き場を失い、
破棄される運命にあったが、
創業家筋の肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏が、
「ベンチャーウイスキー」を興し、
笹の川酒造(福島県郡山市)に、その樽を引き取ってもらい、
樽は熟成を続けることが出来たのだという・・・。
それが「イチローズ・モルト」なのだ。
そして今年、いよいよ自前の秩父蒸溜所が稼動しはじめた。
「イチローズ・モルト」は、新たなる一歩を歩み始めたのだ。
2008年06月21日
■夏の特集「モルトオールドファッション」

おはようございます。
遠くの木々の梢で、カッコーが鳴いています。
夏は、さわやかな湖の風景など思い浮かべて、
おいしいモルトを味わってください。
RYU‘S CLUBでは、
ディステラリー創設の頃18世紀中葉から、いまに伝わる、
貴重なモルトウイスキーの世界へご案内いたします。
「オールドファッション」をいまに伝える、
シングルモルトのグラスを傾けながら、
遠い時代に、思いを寄せてみてください。
■モルトオールドファッション

■ LITTLEMILL=リトルミル 1750創業
最古の蒸留所と主張。
・・・モルトの最古参。その蒸留所の記録は、
ザ・グレンリベットが1824に公認される74年前にさかのぼる。
西ローランドの土地柄からも、
「ライトでマシュマロのようにソフト」という、
マイケル・ジャクソン氏のコメントを実感してみてください・・・。

■ ST MAGDALENE=セント・マグデラン1765創設-1983廃止。
エディンバラの西にリンリスゴー村はある。
村は、スコットランド女王メアリースチュアート生誕の地としても知られている。
バイヤーは二十歳代の頃、ヘンリーパーセルの音楽に親しんだ。
なかでも「メアリー女王のオード」の数々は傑作だ。
リンリスゴー村からの「聖なるウイスキー・セントマグデラン」も、
名残のモルトで、いつまで飲めるかわからない・・・。

■ GLENTURRET=グレンタレット1775創業
自称最古の蒸留所 オイリーでなめらか。
手元に、ボトルの写真は無いが、CLUBでは常備されている。
「花のような・・・」と形容される、いっけんポピュラーなライト感覚のモルトの、
背景に潜む、微妙な奥行きを辿れる方は、相当なモルトファンである。

■ BALBLAIR=バルブレア 1780創業
バランタイン原酒のひとつ。
はっきり言って、バルブレア所有の「インバーハウス」社のボトルは、
バイヤー泣かせで、
CLUBとしては、ハズシまくった過去がある。
目指す方向性が違うのかもしれない。
ゆえに、「バルブレア」もあえて、高価なボトラーズモノをセレクトいたしました。

■ GLEN GARIOCH=グレンギリー 1785創業
東ハイランド最古の蒸留所。
ヘラジカのラベルでおなじみの「グレンギリー」も、
けっこう大衆路線を行っているのでしょうが、
ここは「ダンカンテーラー」のRARE AULDシリーズで、
失われたスモーキーフレーバーの「オールドファッション」を見出せるかどうか・・・。

■ BLAIR ATHOL=ブレアソール 1789創業
ベルの原酒。
ここも、シグナトリーのCASK STRENGTHに期待したい。
さらに言えば、インデペンデントボトラーのボトルの、
ものさしとなるという意味だ。
2008年06月20日
■廻り合わせがわるいせいか

■廻り合わせがわるいせいか、
むかしCLUBで、まったく人気のないモルトがあった。
御大層なクリスタルボトルにおさまった「S×××N」は、
棚の上段に収まって、なんなのだこれは・・・と囁かれながら10年間。
嗜好の異なる人々も、こればかりは見解が一致するという、
致命的な特性を背負い、「何かの間違いではないか」、
と無言のうちに遠ざけられてきたのであった。
・・・そういう、廻り合わせのわるい範疇に入るボトルが幾つもあったな。
ところで、あまりお口に合う方の少なかった、
「ブナハーブン」が変身した。

「ブナハーブン14年ポートウッド」
バイヤーとしては、
過去のイメージを引きずりながら、味わうと・・・、
「あれ、たいへんよくできました。」
そういうことって、よくある話。
たまたま飲んだ、ボトルがイマイチでも、
蒸留所へゆけば、旨い樽はいくらでもあるものです。
だから、決め付けるわけにはゆかないのです。
廻り合わせがわるいだけなのです。
2008年06月11日
■「モルトオールドファッション」

RYU‘S CLUB
この夏の特集は、
「モルトオールドファッション」
錬金術の伝承から、ながい試行錯誤の時を経て、
こんにちに伝わる、モルトウイスキー蒸留所の創設期の18世紀後半。
ヨーロッパは、マリアテレジアの全盛時代。
天才モーツァルト(1756-1792)やゲーテ(1749-1832)が生きた時代でもある。
1770年から起こる「産業革命」は、
1776年「イルミナティ」の設立。同年の「アメリカ独立宣言」。
1789年の「フランス革命」と連鎖して、
ヨーロッパは近代へむかって激動の時を迎える。
元禄時代を経たわがニッポンも、
応挙・若冲・歌麿・北斎など江戸文化の爛熟期を迎えつつも、
いっぽうで、維新への胎動がはじまる・・・。
「オールドファッション」をいまに伝える、
シングルモルトウイスキーをセレクトして、
モルトグラスを傾けながら、
ふと、そんな時代背景を、思い起こしてみたい。

【モルトオールドファッション/ボトルラインナップ】
★ボトル入荷次第随時ご案内申し上げます。
■ LITTLEMILL=リトルミル
1750創業 最古の蒸留所と主張。
■ ST MAGDALENE=セント・マグデラン
1765-1983 女王メアリースチュアート生誕の地、リンリスゴー村から聖なるウイスキー。
■ GLENTURRET=グレンタレット
1775創業 自称最古の蒸留所 オイリーでなめらか。
■ BALBLAIR=バルブレア
1780創業 バランタイン原酒のひとつ。
■ GLEN GARIOCH=グレンギリー
1785創業 東ハイランド最古の蒸留所。
■ BLAIR ATHOL=ブレアソール
1789創業 ベルの原酒。

(ゴーダ城にて)
2008年05月30日
■「ノースポートブレチン 1976」

■NORTH PORT BRECHIN 1976 AGED29 58.2 SIGNATORY CASK COLLECTION
1983年に閉鎖され、跡地にはスーパーが建っているという、ブレチンのノースポート。
なんだかガッカリする気持ちと、名残を惜しむ気持ちで、
ソサエティボトルを味わったのは、もう10年もまえだ。
カスクの、強烈な柑橘系の香りの拡がりに、モルトの世界の奥行きを初めて知った。
しかし一方で、シングルモルトのガイド本でその背景を調べると、
えらく評価が低いのにおどろいた記憶がある。
・・・そうか、稼動していない蒸留所には、冷たいのだなあ。
なんてあれこれ憶測したり、ようやく著者のコンセプトが見え始めたのもこの頃だ。
著者のマイケル・ジャクソン氏に、敬意の念を覚えるには、もう少し経験が必要だった。
まわりくどい言い方でスミマセン。
でも、酒にまつわる話も、いろいろ回り道があって、旅に似ている。
インデペンデントボトラーの雄、
SIGNATORY VINTAGEは、
アンドリュー・サイミントン氏長年の夢である、
エドラダワー蒸留所のオーナーとなって、
2007年暮れより「エドラダワー」を拠点に、瓶詰めをおこなっているという・・・。
RYU‘S CLUBでも、このシグナトリーのシリーズに、
機会あるごとにチャレンジしてゆきます。どうぞお楽しみに・・・。
2008年05月26日
■新着速報 その4

現在CLUBの棚には、約120種のボトルが常備されておりますが、
常に愛飲され、回転する人気の常備アイテムの一方で、
なかなか動きの鈍いモルトのボトルがあります。
・・・それでも、長いことボトルの不在が続くと、
なんだかそのモルトに申し訳がないような気にもなります。
シングルモルトそのものが、
いまここにあることが、じつに貴重なことでもあるのです。
そんな訳で、今回は「ハイランドパーク18年」の補充を機会に、
■グレングラント 10年
■クライゲラヒ 14年
■インヴァリーブン 1991
■ノースポート 1976
それぞれ、CLUBで品切れしていたボトルが補充されます。
楽しんでください。

2008年05月24日
■「ブローラ」のつづき

という訳で、さっそく「BRORA」を頂こう。
旨い。旨い。旨い。
オイリー。オイリー。オイリー。
濃密でオイリー。しかも香りはシャープな柑橘系。
さすがに銘酒の誉れ高きモルトである。
CLUBの皆様も、さっそく「クライヌリッシュ」と、比較・確認して見てください。
それぞれの違いが記憶できます。
■普及版「クライヌリッシュ」14年 46度。 「なるほど」。「なるほど」。
■GMAS ゴードン&マクファイル 「クライヌリッシュ」1972 32年 53.5度。「うん」。「うん」。・・・。
■BKRA ブラックアダー 「クライヌリッシュ」1989 16年 58.4度。 「OK」。「OK」。
そして、マーレイマグダッヴィッドの
■1971「クライヌリッシュ」36年 51.5度。「なるほど、こうね・・・」。
――思い起こせば、このように、毎年、毎年この時期。
定点観測のように、この「BRORA」を味わっているのである。
2008年 SVCS シグナトリーヴィンテージスコッチ 「BRORA」1981 25年 57.2
2007年 SVCS シグナトリーヴィンテージスコッチ 「BRORA」1981 24年 59.3
2006年 SVCS シグナトリーヴィンテージスコッチ 「BRORA」1981 23年 58.2
ほんと、お酒屋さんに、感謝、感謝であります。
しかし、タイムリミットも近い、この「BRORA」の贅沢も、このシリーズ限りであろう。
そして、CLUBのVIP諸氏も、この楽しみを、あまり知らない・・・。
でもことしは、ウスケバさんのブログにこうして書いておくので、
VIP諸氏も、ブログを見れば、秀逸な「BRORA」を、味わう事が出来るのだ。
毎年、SVCSの「BRORA」は2WEEK以内で着実に消えてゆく・・・。
この点、バイヤーも気まぐれだから、「品切れ」御免。という事になる。
ご利用は、お早めに。
2008年05月22日
■BRORAとCLYNELISH

■シグナトリーヴィンテージスコッチ
「BRORA」1981・カスク57.2度を開封いたします。
1819創業ー1983創業停止で、
いまでは、CLYNELISHの生産が中心。
「クライヌリッシュ」も「ブローラ」も、
RYU'S CLUB設立当初から、
地味であるが、この洗練されたモルトを愛好する会員がいる。
プルトニー、グレンモーレンジ、クライヌリッシュ、ブローラ
そしてオークニー島の
ハイランドパーク、スキャパ。
インヴァネスより北の、海に面したハイランドモルトには、
なぜか親近感を持っている。
スペイサイド、アイラ、キャンベルタウン、ローランドとは異なる、
寡黙な風土の背景に、北の海のなんともいえぬ郷愁を憶えるのだ。
(つづく)
2008年04月24日
■アイラモルト入門

北国もようやく、花の季節を迎えました。
皆さん、お元気ですか。
昨夜のCLUBは閑古鳥・・・。
たまたま訪ねると、新人のMYULRさんが、ボトル磨きの最中でした。
――エライじゃん。お仕事お疲れさん。
前向きなMYULRさんですが、新人ですから苦労も多いのです。
――この間、ゲストさんに「お薦めは」って聞かれましたので、
「ハーイ」と、アードベッグをお出ししたら、怒られちゃいました。
――ウーン。どっちの言い分もわかるけど、はじめからカスクじゃね。
・・・そんな訳で、人気の「アイラモルト入門」の話となったのです。
――棚にある、CLUBの Islay Maltを一つずつ解説。
ちょうど、「ラガヴーリン16年」が空いたけど、
新着の「LHイラ・インスラ1993」をデビューさせましょう。
これ、中味はラガヴーリン14年のカスクで、
「ぶ厚いインパクト」が特徴です。
ラガヴーリンのボトラーズ物は、あまり出回っていないし・・・。
――「ブリュイックラディの1974」なかなか動きが、地味だから、お薦めしてください。
――ブリュックラディといえば、話題の「ポートシャロット」これも楽しみなボトルですね。
――そうそう、「ブナハーブン」の、今回のボトルは、人気があってよかったですね。



■ついでに、「アイラモルトの歴史」リスト貼り付けておきます。
――それでは、「アイラ入門」がんばってください。
(■無しはIslay's "lost" Whisky Distilleries.)
■1 Bowmore 創業1779 【CLUBボトル5種】
■2 Ardbeg 創業1794 【CLUBボトル4種】
3 Daill 創業1814
■4 Lagavulin 創業1816 【CLUBボトル3種】
5 Octomore 創業1816
6 Bridgend 創業1817
7 Scarabuss 創業1817
8 Bridgend 創業1818
■9 Laphroaig 創業1820 【CLUBボトル6種】
10 Ballygrant 創業1821
11 Tallant 創業1821
■12 Port Ellen 創業1825 (1983 Closed)【CLUBボトル2種】
13 Lossit 創業1826
14 Mulen Dry 創業1826
15 Lochindaal 創業1829
16 Ardenistle 創業1837 1836?
■17 Caol Ila 創業1846 【CLUBボトル2種】
18 Freeport 創業1847
19 Kildalton 創業1849
20 Islay ? 創業1852
■21 Bunnahabhain 創業1880 【CLUBボトル1種】
■22 Bruichladdich 創業1881 【CLUBボトル2種】
23 Malt Mill 創業1908
24 Newton 創業1819
25 Aredmore 創業1817 (Lagavulin2)
26 Killarow ?
27 Glenavullen 創業1827-32
28 Octovullin 創業1819-19
29 Upper Crgabus 創業1841
30 Torrylin ?
■31 Port Charlotte 操業2007(ブリュックラディで操業開始)【CLUBボトル1種】
■32 Kilchman 操業2005
(参照:H.Charles Gray「Scotch Whisky Industry Record」等による)
2008年04月16日
■「グレンリベット」よ、永遠なれ!

――なだらかな丘陵地帯の、
紫色のヒースの丘に囲まれて、
グレンリベット蒸溜所があります。
「ザ・グレンリベット」は、
ナッツなどつまみながら味わうと好いでしょう。
BARには、ビル・エヴァンスなんか流れていれば、さらに結構。
と言うのは、わたしの個人的な嗜好・・・。
――昨日はCLUBへ新着モルトをダンボール一箱納入しました。
これが結構重い。なかでも一番厄介だったのが、
「THE GLENLIVET 21」=ARCHIVE= でした。
幾重にも、たいそう厳重梱包されていて、
シールベタベタ、さらに立派な木のフレームに収まっています。
――あー邪魔臭い。こういうのって如何と云う事無いのだよね・・・。
なんて思いながら、「お菓子」の過剰梱包をイメージして、
ぶつくさ納入したわけです。
ちょうど、やって来たCLUBの会員たちと、さっそく封切り。
皆さんこのボトルには、一様にとても満足しておられました。
――あー、よかった・・・。
――話は変わりますが、梱包といえば、
以前、京都からの贈り物で、「お茶」を頂いたときを思い出しました。
発送梱包を解くと、
お店のショッピングバックが現れ、
その中に、お店の包みがあって、
それを解くと、また梱包が現れ、
さらにそれを解くと、熨斗紙やら、綺麗なヒモにくるまれた、
本体の「箱」が現れ、その箱を開けると、
また内側の薄紙のような梱包が現れ、
それを解くと、その中に「お茶缶」があって、
その「お茶缶」も和紙に巻かれている・・・。
密封された缶を開けると、
さらに梱包された「お茶」が少々・・・。
こうして、ラッキョウの皮を剥く様に、
やっと「お茶」に辿り着いたのでした。
――いったい、なに考えているのだか・・・。

2008年04月12日
■08春の新着情報。 その3

■「Arran」
しばらく品切れでした「アラン」の再入荷です。
「アラン/トレビアーノ・フィニッシュ56度」
「アラン/モンテプルチアーノ・フィニッシュ58度」
これにより、「Arran」は現行の
「アラン1998/アンバサダーカスク」とあわせて3種となります。

■お待たせいたしました。「BRORA」SVCS1981 25年カスク。

■「HAZELBURN」8年。
キャンベルタウン/スプリングバンク蒸溜所。
第三のシングルモルト。
1997年より生産が開始された、新しいモルト。
原料の麦芽にピートを炊き込まない3回蒸溜のローランドタイプ。

■「Port Charlotte」
ブリィックラディ蒸溜所から、
カリスマボトラー、トーマス・クリューガー氏のボトリング。
「ポートシャロット6年」
・・・是非ご期待ください。
2008年03月28日
■グレンモーレンジ

■インヴァネスを離陸した飛行機は、
ロッホネス上空で右に大きく旋回する。
雲の切れ目の光をあつめて、輝く海はマーレー湾。
くぐり抜ける雲海の先で、静かに佇む岬の集落。
あの辺りが「グレンモーレンジ」のあるドーノック湾タインの町か。
「グレンモーレンジ」=「大いなる静けさの谷」。
上空からの眺めは、その名の謂れさえもが見えるようだ。
『GLENMORANGE』
1972のボトルに感動して以来、CLUBの人気ボトルである。
2007年度もCLUBのベストセラーを記録した。
■『GLENMORANGE/Cellar13』=蒸溜所の14の貯蔵庫(セラー)のうち、
一番海に近い13号セラー。ここにボトリングされているそれらは、
ファースト・フィルのアメリカンホワイトオークのバーボン樽で熟成した。とある。
■『GLENMORANGE/Traditional』
100プルーフ(56-57度)ノンチル・ノンフィルのカスク・ストレングス。
故マイケル・ジャクソン氏は、グレンモーレンジの特性を、
「蒸溜液の繊細さはスコットランドで一番ノッポのスチルのおかげでもある」と記している。
仕込みの湧き水は特徴ある「硬水」。
アメリカンホワイトオークのバーボン樽「ファースト・フィル」による熟成。
そうした背景が、独特のしっかりとしたボディのモルトを生み出すのだろう。
■まるでアロマテラピーのような、涼やかな花の香り、ミントやニッキの香りに導かれ、
それでいて奥行きを感じるのは、フィニッシュがしっかりしているからだ。
この繊細にして涼やかな、秀逸モルトを、
普通に味わえる日常に、感謝をこめてスランジバー。






